今回はAIにAIへの指示を作ってもらうという話です。
AIと何度も指示を与え回答を貰うというやり取りをしているうちに、誰かがそういう為のツールを作っているのではないかと思い、Googleで検索してみました。
AIプロンプト 整理 保存 アプリ
私の検索ワード: AIプロンプト 整理 保存 アプリ
それに対するAIの回答が下記でした。
(検索AIからの回答)
AIプロンプトの整理・保存には、専用の管理ツールから普段使いのメモアプリ、クリップボード拡張機能まで、目的やデバイスに合わせた多様な選択肢があります。
用途・環境別のおすすめツールは以下の通りです。
1. プロンプト管理・生成特化アプリ
AIプロンプトの管理やテンプレート作成(変数の穴埋めなど)に特化した専用ツールです。
2. 定番のメモ・データベースツール
情報を一元管理でき、プロンプト以外の情報(AIの回答例など)もまとめて保存したい場合に便利です。
3. クリップボード拡張アプリ
日常的にAIを使い、サッと呼び出してペーストしたい場合に最も効率的な方法です。
どの方法が一番使いやすいかは、ご利用環境(PCかスマホか)やプロンプトの数によって異なります。
もしよろしければ、以下の点を教えてください:
- パソコン(Mac/Windows)とスマホのどちらで主に使用しますか?
- 普段メインで使っているAIツール(ChatGPT、Claude、Geminiなど)はどれですか?
- 登録したいプロンプトは数個程度ですか、それとも数十個以上ありますか?
あなたに最適な保存方法をご提案できます。
ツールの検索を行ってもらっていたはずが
そこで、私は
(私の回答)
基本的にPCで使用。対象はGemini。 一回の指示ではなく、一回のチャットで複数の指示を書く想定。 場合によっては、一つのテーマで複数のチャットにまたがって、議論を行うのでそのためのプロンプトを作成・管理したい。
それに対するAIからの回答が下記だった。
(AIの応答)
PCでのGemini利用において、「1チャット内で複数指示を実行する」「複数チャットにまたがって議論を継続・管理する」ためのプロンプトテンプレートと管理・運用システムを提案します。
1. 【一括実行用】1チャットで複数指示を出すプロンプト
Geminiに一回で複数のタスクを誤解なく処理させるには、「構造化」と「出力フォーマットの指定」が必須です。以下の型をコピーしてお使いください。
markdown
# 目的
[ここに全体のゴール(例:新商品のマーケティング案作成)を記入]
# 前提条件・役割
* あなたの役割: [例:シニアマーケティングプランナー]
* 制約事項: [例:専門用語は避け、簡潔に]
# 実行指示(マルチタスク)
指示1、指示2、指示3の順番で、それぞれ独立した見出しを立てて出力してください。
## 指示1: [タスク1のタイトル]
* [具体的な指示内容を箇条書きで記入]
## 指示2: [タスク2のタイトル]
* [具体的な指示内容を箇条書きで記入]
## 指示3: [タスク3のタイトル]
* [具体的な指示内容を箇条書きで記入]
# 出力フォーマット
以下の構成で出力してください。
—
■ [タスク1のタイトル]の回答
(回答内容)
■ [タスク2のタイトル]の回答
(回答内容)
■ [タスク3のタイトル]の回答
(回答内容)
—
コードは注意してご使用ください。
2. 【複数チャット連動用】文脈を引き継ぐ「ステート管理プロンプト」
Geminiはチャット(スレッド)が変わると過去の記憶を完全に忘れます。別チャットへ議論を移行する際や、議論が煮詰まって仕切り直す際は、「現在の議論状況(ステート)を要約させて、次のチャットの冒頭に貼り付ける」という手法をとります。
📌 ステップA:チャットの「終了時」に投げるプロンプト
現在のチャットを閉じる直前に、Geminiに以下を投げてください。
markdown
これまでの議論内容を、別のチャット(新しいスレッド)へ正確に引き継ぐための「引継ぎ用サマリー」を作成してください。
以下の項目に整理して出力してください。
1. 【議論のテーマ・ゴール】
2. 【これまでに確定した事項・共通認識】
3. 【現在残っている課題・次に議論すべき論点】
4. 【Geminiに与えられている役割・設定】
コードは注意してご使用ください。
📌 ステップB:新しいチャットの「冒頭」に投げるプロンプト
ステップAでGeminiが出力したサマリーをコピーし、新しいチャットの1投目に以下のように貼り付けます。
markdown
# 目的
これまでのチャットでの議論を引き継ぎ、さらに深掘りを行います。
# 前提知識(前回のチャットの要約)
[ここにステップAで出力されたサマリーをそのまま貼り付け]
# 今回の指示
上記の前提と文脈を完全に理解した上で、まずは「3. 現在残っている課題・次に議論すべき論点」について、あなたの見解や具体的な提案を教えてください。
コードは注意してご使用ください。
3. PCでのプロンプト管理・運用Tips
PCブラウザでGeminiを使う際、これらのプロンプトを効率よく管理するための実用的なアイデアです。
- 「カスタム指示 (Custom Instructions)」の活用
Geminiの画面左下(または設定メニュー)にある「 Gemini へのカスタム指示」機能を使います。「回答に対する希望」の欄に、「複数の指示がある場合は、必ず指示ごとの見出しを分けて回答してください」「長くなる場合は、議論の要約を最後に添えてください」とあらかじめ仕込んでおくと、毎回指示しなくても意図通りに動きやすくなります。 - PC用メモアプリや辞書登録の活用
上記のテンプレートを、NotionやObsidian、Windows標準の「付箋」アプリなどにテンプレートとして保存しておくのが最も手軽です。また、Google日本語入力などのIMEに、「じゃーなる」 ⇒ (上記の複数指示テンプレート) のように辞書登録しておくと、一瞬で呼び出せます。 - チャット名の変更機能でインデックス化
議論が複数チャットにまたがると左サイドバーが混乱します。チャットが生成されたら、すぐにスレッド名を [テーマA-01] 要件定義、[テーマA-02] アイデア出し のように【識別タグ+連番】に変えておくと、後から見返しやすくなります。
このプロンプト運用の型について、実際に扱う具体的なテーマやタスクの内容(例:プログラミング、ブログ執筆、ビジネスプランなど)を教えていただけますか?内容に合わせてさらに最適な指示の出し方をカスタマイズできます。
あれ、1個目の回答は私が期待していた内容ではないしツールを検索して欲しかったのに指示のテンプレートを提案してきた。
AIへの指示はAIに作ってもらえば良い?
と言うことで次のような質問をしてみた。
(私からの質問)
要はそういう複雑な議論をAIと行いたい場合は、AIとの相談のための指示を出す前に、事前にAIと相談して、こういう内容で議論したいので、そのための指示をカスタマイズして欲しいと指示すべきと言うことだろうか?
(AIからの回答)
その通りです!まさにそれが、複雑な議論をAIと行うための「最善かつ最短のアプローチ」です。
このように、AIに直接タスクを命じるのではなく、「これから行うタスクのためのプロンプト(指示書)を一緒に作ってくれ」と依頼する手法は、AIの世界で「メタ・プロンプト(Meta-prompting)」や「プロンプト・エンジニアリングの共同作業」と呼ばれ、非常に高い効果を発揮します。
事前にAIと相談してプロンプトをカスタマイズさせることには、以下のような強力なメリットがあります。
事前相談(メタ・プロンプト)を行うメリット
- 「ズレ」を未然に防げる
あなたが頭の中で考えている曖昧なテーマを、AIが理解しやすい「明確な前提条件」や「評価基準」に翻訳してくれます。 - AIの「視点(ペルソナ)」を最適化できる
「このテーマなら、経済学者とマーケターの2つの視点を持たせましょう」といった、自分では思いつかなかった最適な役割(プロファイル)をAI自ら設定してくれます。 - 議論のロードマップができる
「一度に全部やると破綻するので、まずはフェーズ1で〇〇、フェーズ2で〇〇というステップで進めるプロンプトにしましょう」と、議論の設計図を作ってくれます。
💡 実際に使える「事前相談用プロンプト」
次回から、新しい複雑なテーマで議論を始めるときは、まず以下のテンプレートをそのままGeminiに投げてください。
markdown
# 目的
これからあなた(Gemini)と、ある複雑なテーマについて深く議論・検討を行いたいと考えています。
その議論を最も効率的かつハイクオリティに進めるための「最適な指示(プロンプト)」を、あなた自身に作成・カスタマイズしてほしいです。
# 私が議論したいテーマ
[ここに、頭にあるテーマややりたいことを自由に書いてください。箇条書きや曖昧な表現でもOKです]
(例:新規事業として「高齢者向けのAI見守りサービス」を立ち上げたい。競合との差別化やマネタイズについて壁打ちしたい。)
# あなた(Gemini)へのアプローチ
1. まず、上記のテーマを深く議論するために、あなたにどんな「役割(ペルソナ)」や「前提条件」を与えるべきか提案してください。
2. 一度のチャット、あるいは複数のチャットに分けて議論を進めるための「ステップ(議論のロードマップ)」を提案してください。
3. 最後に、私が次のチャット(または次の発言)であなたに投げればいい、最適化された「最初のプロンプト(指示書)」を出力してください。
コードは注意してご使用ください。
この後の流れ
- 上記を投げると、Geminiが「わかりました。では私は〇〇の専門家として振る舞います。まずは〇〇について議論しましょう。次のプロンプトを私に投げてください」と、専用のプロンプトを生成してくれます。
- あなたは、Gemini自身が作ったそのプロンプトをコピーして、次の指示(または新しいチャット)に貼り付けるだけで、最高品質の議論をスタートできます。
もしよろしければ、いま頭の中にある「次に議論してみたいテーマ」を簡単に教えていただけませんか?
そのテーマを使って、実際にどのような事前相談からスタートすればいいか、最初の具体的な一歩をシミュレーションしてみせることができます。
まとめ
・AIと複雑な会話をしたい場合は、事前にAIにプロンプトを作成してもらえば良い。
・AIに指示の作成を依頼する手法は、「メタ・プロンプト(Meta-prompting)」や「プロンプト・エンジニアリングの共同作業」と呼ばれ、非常に高い効果を発揮するらしい。
あれ、だから指示はAIに作成してもらうとしても、その指示を整理したり保管するのはどうする?
今回はAIに指示を作らせる『メタ・プロンプト』の有効性に気づいたところで文字数が尽きてしまった。では、その指示をどう管理すべきか?という実用的な運用方法については、次回詳しく検証したい。
