お金の事情について - 還暦後の収入と支出

定年後の収入と支出

今回は少し生々しい話をしてみようと思う。

と言いつつ金額は大まかな概算の話になる?

 

ここから書く話は結構恥ずかしい話なので正直ぼかしている部分もあるので承知して欲しい。

 

定年直後

私は還暦前までは月収が手取りで80万強あった。

住宅ローンや管理費そして光熱費は今も当時もあまり変わらず月16万円かかっている。

またスマホなどの通信費に家屋3人で8万円位掛かっていた。

単純に書いておくと食費などの生活費に週3万円見当で割り当てていた。

それ以外に私自身の昼食や交際費(と言う名前の小遣い)に月額5万円位当てていた。

飲み会の費用や家族での外食やら何やらはまた別に割り当てていた。今から見ると無駄遣いを相当していた。

 

そして還暦を機に再雇用で月収50万円位になる予定だった。それがいろいろと理由があって再雇用がなくなった。

ただすぐに就職先も見つかるだろうと思い仮にすぐに見つからなくても1年位ゆっくり休もうと思い、一旦失業保険をもらうことにした。

 

結論からすると就職先はすぐには見つからず結局1年位働かずに仕事を探す日々となった。

 

まず日本の会社は60過ぎは働き手とは見ていない。年齢不問で募集していても実際には60歳以上はそもそも雇用の対象にしていない会社が多い。(建前の話はしていない)

特にIT関係も若い人を安く雇いたい思惑がありありと見える。(ここは私の偏見もある)

 

ここで健康保険は国民健康保険ではなく在職時の健康保険を延長している。

 

この段階ではしかしまだ余裕をこいて収入が80万円あった時からそこまで生活費を落としていなかった。

 

 

定年翌年 - 住民税の高さに驚く

就職先が見つからないまま翌年住民税の請求が届いたのだが、そのあまりの高さに驚いた。

 

いやもちろん頭では状況を予想はしていた。

と言うのは住民税は1年遅れで金額が決定する。つまり収入が無い状況なのに住民税は高給取りだった前年基準で取られるのだ。しかも毎月ではなく3か月に一度支払うので、一回に払う額はものすごく高額になる。

 

貯金が若干あったので無理して払い続けたが、さすがに無収入では続かない。人間バカでここでようやく生活費を落とすのだが、まだそこまで深刻に考えていなかった。

 

案の定、これもいろいろな理由があって、1年で貯金がほぼなくなる状況になった。

 

そこで、61歳になってから正規雇用はあきらめて派遣で職を探すことにした。

 

今この時期の私に忠告ができるとしたら、早く生活費を収入に合わせて下げろということだ。

 

 

派遣はあっさり決まる

長年IT技術者だったので派遣であれば本当にすぐに仕事が決まった。しかし手取りで25万円程度だった。なので現役の頃の3分の1になった。

 

しかし、問題はそこから住民税を払うのが結構大変なこと。そこで市役所に行って、分割で支払う交渉をお願いした。

 

ここでこれから定年を迎える人に伝えておくと全く払えないという場合は別だけれど、何とか払える場合は住民税の支払いについて早めに市役所に相談すること!

 

 

定年2年目

職が決まったときと同じくしてコロナが流行してくる。

 

とは言え一応定職があるので安いと言っても毎月収入がある。なので、この時期はいかに生活費を収入に合わせたものに変えていくかと言うことが一番の課題だった。

 

生活費を切り詰めるというが長年やってきた習慣はなかなかすぐに変わらない。たまにスーパー行って1万円くらい買っていたものを必要なだけ2千円とかで済ますという当たり前のことが出来るようになるまで結構大変だった。

 

また私だけでなく家族の意識も変えてもらう必要がある。

この家族への説明がなかなかできなかった。しかしどうやっても破綻するので思い切って状況を家族に伝えて切り詰めてもらうことにした。

と言いつつまずは週3万円の生活費を2万円に落とすことから始めた。

 

今思うと下げるスピードが少し遅かったかと思う。もっと劇的に下げないといけなかった。

 

 

派遣がなくなった

順調に進むかと思った仕事だが、実は9月末で契約期間が終了して、下期からの仕事がなかなか見つからない状況になった。

コロナのためである。

 

コロナのお陰で求人が激変していた。(今はまた変わっておちついているかと思うが。)

 

派遣の仕事も一時的になくなっていた。

 

仕事がなくなって、仕方がなくいろいろと検討するが、あまり良い方策が無い。

 

そこで考えたのが、年金の繰り上げ受給だ。

 

管理人は63歳になれば厚生年金部分は特に減らされずに受給できる。しかしまだ62歳だったので、老齢基礎年金部分も厚生年金部分も減額される。

 

とは言え、もう貯金で生活できる期間も限られている。

 

 

年金の繰り上げ受給を検討

そこで繰り上げ受給の手続きを調べて見た。

 

年金関係はいろいろと資格が絡むので手続き自体はここには書かないがかなり紆余曲折があったが年始年金事務所が仕事を開始した初日に手続きを行い4月分から支給が開始した。

 

10月から翌年の3月までもなんとか預貯金を取り崩してなんとか生活をつづけた。

 

さすがにこの時期には生活費は5日で1万円程度になった。もちろん通信費も見直している。ただ住宅ローンなどは変わらずなので、現状月25万円強位の生活費が掛かっている。

一方で年金収入は月額にするとそおまでいかないので現状年金だけでは生活が出来ていない。

 

 

翌年の住民税

そしてまた住民税の季節が来る。当然25万円とは言え定収があった時の金額をもとに算定される。さらにこの年から健康保険を国民健康保険にした。

 

そして請求は、前年に比べれば安いが、年金収入者には厳しいものがあった。

 

そこで、また分割払いの交渉をした。それでなんとか支払いを行っている。

 

 

 

定年3年目 - まとめ

現在は年金収入にプラスαでなんとか生活をしている。(その割にはスマホなんであんなに契約しているんだとかあるかと思うが、それがプラスα部分のため)

 

もちろんプラスαがあるので確定申告を行っている。

 

収入の大部分が年金ではあるけれどおそらく今年も昨年と同程度の住民税と国民健康保険料が請求されると思っている。

 

妻もパートをしているので妻の小遣いはそこから賄ってもらい、さらに少し生活費を支払ってもらっている

 

それで何とかトントンの生活になっている。

 

世間では年金の繰り上げ受給は損だとかなんだとか言われているが損だろうと何だろうとそれを選択せざるを得ない状況もある。好き好んで損しているわけではない。

 

あと定年前に高収入だった人はくれぐれも定年後に生活破綻しない様に早めに収入に見合った支出にするようにすることをお勧めする

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